MAZDA R&D
MAZDAのR&Dセンターのイベントに行って来た。開発主査とチーフデザイナーの
プレゼンがあり、開発コンセプトを始めコンカレント開発でのデザインプロセス等
色々と話が聞けた。
デジタルマネキンによる組み立てシミュレーションで設計やデザインを検証して
いたのは興味深い。新型ロードスターの展示やMAZDAの歴史博物館の解放も
あり新旧MAZDA車を楽しめた。懇親会ではデザイナーにデザイン処理について
質問できた。
1つ目の質問は、ウエストラインを低く押さえる事をKEEPしているのに気になった
フロントライトの高さが高いこと。
2つ目は、スポーツカーの顔つきのあり方だ。
ライトの高さの原因には、アメリカのレギュレーションクリアが隠れていた。衝突
衝撃吸収関連の構造を入れ込む必要があったそうだ。これが導入できないと保
険のグレードが高くなってしまうというものだ。
日本市場には関係がない、スペースとしてもライトを下げるスペースはあるとの事
なので今後アフターパーツに期待できるし、自分でデザインを考えてみてもいい。
スポーツカーの顔としては、ファニーであることはアメリカ市場では受け入れられな
いらしい。これは同意できる。
ロードスターは初代のコンセプトを引き継ぎ、「能面」が持つ2面性としてファニーさと
シャープさを演出する事を狙ったものだ。正面はファニー、高くやや高めの通常視線
からはシャープにと見え方が変化するというもので、これは初代よりよりも複雑な3
次曲面がより効果を上げているとは思う。
僕は、もしNCを買うとしたらライトの位置を下げられる可能性を確認してからだな。
(ライト位置比較、NC中央、NB右:ピンぼけ失礼)
博物館では、僕が2歳の頃父親が乗っていたR360クーペがなつかしかったな....
(写真左)
あと1つ、デザインに関してユーザーの声を聞くクリニックをしなかったそうだ。
マーケットが巨大なアメリカの声が強くなってしまうからだそうで主査の判断に拍手!
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